皆さま、こんにちは。梅雨明けも発表されないまま、暑い日が続きますね。
本日7/16、弊組合にバングラデシュ人民共和国のムハメド ダウド アリ大使が来訪しました。
一等書記官のモハンマド ジョイナル アベディン氏が同行し、送出し機関EWBのカーン社長と福井さんが随行してくれました。
日本はバングラデシュに経済的、政治的に多くの援助をしてきた歴史的な背景から、日本にとても感謝しているという言葉がありました。
バングラデシュは、かつて200年間統治してきたイギリスの影響を最も受けていたが、今現在は日本の影響を最も受けており、日本の製品、特に自動車はトヨタ、バイクはホンダなど日本車が人気とのことでした。また昔はものすごく甘い食べ物が多かった(辛い料理を食べた後に、甘いものを食べて中和する?)けど、最近は健康志向の人が増えて、日本の食べ物が好まれるようです。アリ大使も、富山伝統の和菓子を美味しそうに食べておられました。
歴史的には争いの多い地域ですが、バングラデシュ人は争いを好まない性格とのことで、皆さん、親しみやすい穏やかな顔をしています。どこか日本人にも似ているような。アリ大使も威圧感よりも親しみやすさを感じました。
国として日本語の教育にも力を入れており、現在200以上の日本語学校があって、日本語能力試験の受験者数も、一昨年2万人→昨年4万人と倍々に増えているそうです。ベンガル語は、日本語に近く、文章の並びや発音が似ているそうで、日本語に馴染みやすいということでした。
バングラデシュの人口は、2023年の統計情報では1.7億人とあるけど、現在はおそらく2億人超えているだろうということで、日本の僅か1/4の国土に2億人です。経済的にはまだまだ貧しく、今現在 2,000万人以上の若い労働者が、仕事をする場所がない状態で、2040年ぐらいまでこの状態が続くと予想されているようです。なので、日本にとってはチャンスです。弊組合専務理事三原のバングラデシュ視察レポートに「これまでで最も伸びしろがある国」と書いてありましたが、少し理解できました。
1時間程の訪問でしたが、普段聞けないような興味深い話が多々あって、とても有意義な時間となりました。アリ大使、ご足労いただき、誠にありがとうございました。

我々は今現在、バングラデシュに関して組合員の皆さまに説明できるだけの十分な情報を持っておりませんので、送出し機関に「バングラデシュに関する説明会」をお願いしたところ、快く引き受けていただきました。興味のある組合員さんが参加できる形で、近々、説明会を開催したいと思います。開催が決まりましたら案内を流しますので、引き続き、よろしくお願いいたします。
