今年の富山県技能実習生スピーチコンテストは富山県民会館で開催され、インドネシア、ベトナム、中国、ミャンマー、カンボジア、ラオスの6か国から16名が出場しました。
会場には企業関係者や監理団体、地域住民も来場し、温かい雰囲気の中で発表に耳を傾けました。また、田畑裕明代議士が参加者への激励の為、 会場にお見えになられました。
今回のスピーチコンテストは、技能実習生にとって日本語能力を発揮する貴重な場となっただけでなく、互いの経験を共有し、励まし合う機会にもなりました。参加者同士の交流も深まり、国籍を超えたつながりが生まれる、有意義なイベントとなりました。

今年のスピーチコンテストでは、参加者一人ひとりが素晴らしい発表を披露しました。参加者たちは、日本での実習生活を通じて感じたことや学んだこと、母国との文化の違い、将来の目標などを、それぞれ自分の言葉で発表しました。ユーモアあふれるスピーチで会場を笑わせる参加者もいれば、自身の体験談を通して聴衆の心に触れ、感動で涙を誘うスピーチもありました。テーマや表現方法の多様性により、会場は終始盛り上がり、参加者の思いが強く印象に残るコンテストとなりました。
その中でも、協同組合CEOの技能実習生4名が優れた成果を収め、表彰されました。彼らの受賞は、日本語能力の向上を示すだけでなく、日々の努力や学ぶ姿勢、そして意欲の表れでもあります。この成果は、他の技能実習生にとっても、さらなる成長への大きな励みとなることでしょう。

優秀賞
- Fery Setiawan(フェリ・セティアワン)北陸アルミニウム㈱



優良賞
- Ilsan Sidik Setiawan(イルサン・シディク・セティアワン)ホワイト食品工業㈱
- Bunga Intan(ブンガ・インタン)松田産業㈱
- Evi Sophiawati(エヴィ・ソピアワティ)㈱葵食品
今年のスピーチコンテストには、協同組合CEOから5名の技能実習生が代表として参加しました。彼らは本番に向けて入念に準備を進めてきました。中には社内選考を経て出場した人もいます。
スピーチを通じて語学力を発揮するだけでなく、日本での実習生活で得た経験や学び、そして成長を紹介する貴重な機会となりました。

氏名 :Fery Setiawan(フェリ・セティアワン)
企業名 :北陸アルミニウム株式会社
発表順番号:3番
演題 :夢について
氏名 :Lak Sreyleang(ラック・スレイリエン)
企業名 :㈱アスコ
発表順番号:7番
演題 :日本に来て驚いたことについて


氏名 :Bunga Intan(ブンガ・インタン)
企業名 :松田産業株式会社
発表順番号:10番
演題 :失われる前に守りたいについて
氏名 :Evi Sophiawati(エヴィ・ソピアワティ)
企業名 :株式会社葵食品
発表順番号:12番
演題 :私がやらなければ、誰がやるのかについて


氏名 :Ilsan Sidik Setiawan
(イルサン・シディク・セティアワン)
企業名 :ホワイト食品工業株式会社
発表順番号:15番
演題 :コミュニケーションについて
優秀賞を受賞したセティアさんは、今年の富山スピーチコンテストで、自分の発表を無事にやり遂げることができ、大変喜んでいます。入念な準備に加え、組合の先生方や実習先の企業の方々、そしていつも励ましてくれた仲間たちからの温かいサポートのおかげで、自信を持って発表に臨むことができました。


セティアさんは、この経験を通じて、自信をつけることができただけでなく、努力や準備の大切さ、周囲の支えの重要性も改めて実感したと語っています。彼は、この成果が他の技能実習生にとっても、能力を伸ばし、与えられた機会でベストを尽くす励みになることを願っています。
さらに、今回のスピーチコンテストは、日本語能力を発揮する貴重な場であると同時に、さまざまな国の参加者と交流を深める機会にもなり、セティアさんにとって大切な思い出となりました。

交流会
スピーチコンテストが午後4時ごろに終了した後、交流会が行われました。大会のスタッフ、参加者、観客が一堂に会し、互いに親睦を深める貴重な機会となりました。参加者たちは和やかな雰囲気の中で自己紹介をしたり、会話を楽しんだりしながら、準備されたお食事を味わいました。
交流会はおよそ1時間の短い時間でしたが、新しい友人を作ったり、仕事やプライベートでのネットワークを広げたりするうえで、非常に有意義な時間となりました。
この交流会は、スピーチコンテストの感動をさらに深めるとともに、参加者同士や来場者とのつながりを強め、全員にとって印象に残る有意義なイベントとなりました。

